今日はおすすめの本の話をもう一つ。
日本語訳で出版されたのが今年の7月なので新しい本です。最近この本を買って、読んでいる途中でエリザベス女王がお亡くなりになりました。
わたしはイギリス王室が好きで、ケンブリッジ公爵夫妻公式Instagram(ウィリアム王子&キャサリン妃)をフォローしていました。キャサリン妃のファッションを見るのが好きです。
エリザベス女王は、2年前に94歳で亡くなったわたしの大好きな祖父と同じ歳で、わたしはウィリアム王子&キャサリン妃と同じ歳なので、昔から勝手な親近感もあります。
エリザベス女王が事件を解決するというストーリーで、もちろん架空のお話ですが、エリザベス女王の人柄や、昨年亡くなられたフィリップ殿下の描写がイメージ通りで、本当にありそうな気がします。日本語訳が出版されたのは今年ですが、このお話の舞台は2016年なので、フィリップ殿下が登場します。
ストーリーは、ウィンザー城の晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストが遺体で発見されます。警察とMI5がロシアのスパイによるものと考えて、城の職員などを捜査しはじめますが、王室の職員を家族のように思い信じている女王陛下は心を痛め、独自に女王陛下の方法で事件を調べ解決するというものです。
※ちなみにMI6はこれまたわたしの大好きな「007」シリーズで有名ですが、MI5という機関もあります。MI5はイギリス情報局保安部で国内のスパイ活動などを捜査する機関、MI6はイギリス情報局秘密情報部で国外でのスパイ活動などを担当している機関です。この本の中では国内で起こった事件で、ロシアのスパイじゃないかと疑っているのでMI5が捜査しています。
亡くなられてから、ニュースなどでエリザベス女王の気遣いとユーモアに富んだ人柄がよく報道されていますが、この本の中にも、女王の国民や王室の職員に対する愛情が溢れています。殺人事件のお話なので心温まるお話とは言えませんが、最後は温かい気持ちになります。フィリップ殿下とのやり取りも絶妙で大好きなポイントです。
読み始めた時は、フィリップ殿下が亡くなられてからエリザベス女王は寂しいだろうなと思いながら読んでいました。あと残り1/3くらい読み残して寝た翌朝、早朝のニュースでエリザベス女王がお亡くなりになったと知りました。
今はフィリップ殿下と歴代の愛犬コーギーたちと幸せな時間を過ごしておられることと思います。
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